2015年7月29日水曜日

社長の社外女房役に至る経緯その5

こんにちは。
社長の社外女房役
「聴く力コンサルタント」の安田剛です。

今回は、会計のアウトソーシングだけ
でなく、コンサルティングへ踏み込む
きっかけとなった内装業を営む
社長さんからの学びに関して。

元々、このクライアントさん、担当者が
うまく合わずクレームになったところ
からお会いした方。

一見すると強面のタイプながら一度
懐に入ると人情味あふれたハートの
熱い方。

要望にあった担当者に代わってもらい、
1期やり遂げた後、経営相談に関しても
フィーを頂けることになりました。

その際、「コンサルティングと言うのは、
どれだけその事業のことを理解できて
いるかが大事なんじゃないですか」と。

この言葉のお陰で、売り上げが上がる
工程は勿論、粗利が増減しやすい要因を
人の面から特に見るクセができました。

というのも、この社長さん、10人ほどの
会社だったのですが、個々の役割や
貢献度なども個別に解説して下さった
ので、全体像がわかりやすかった
ということがあります。

このクライアントさん以来、客先での
人の面に関する質問が一層増えた
のは間違いありません。

こうしたクライアントさん達に学ばせて
頂いたお陰で今の私があります。

2015年7月26日日曜日

社長の社外女房役に至る経緯その4

こんにちは。
社長の社外女房役
「聴く力コンサルタント」の安田剛です。

あと2回ほど独立前の仕事に触れて
みたいと思います。

会計のアウトソーシング事業に携わって
いた時には、最終的に約300社の
クライアントさんとお付き合いさせて
頂きました。

その中で印象的なクライアントさんの
一つがある下水道設備会社の
副社長さん。

この方との出会いは、確かビックサイト
でのアウトソーシング展に出展して
いた時。

社長であるお父様に呼ばれて後を
継ぐべく会社に入ったものの、業績が
右肩下がりにも関わらず、旧体質が
はびこり、思うように改革が進まない
状態。

社内で唯一味方になってくれた経理の
方と一計を案じ、アウトソーシングを
試すことに。

ここでは、会社の経理をあるべき姿に
正すためにチームを組んで向き合い
ました。

多くの困難に向き合う社長さんに
出会ってきましたが、この方も、正に
四面楚歌の中、投げやりにならずに
正面から向き合う方。
その姿勢を敬服していました。

なので、幹部が集まる会議の場に
呼ばれた際には、この副社長さんが
言いたくても社内では言いにくい
ことを、当時話題だった日産の
ゴーン改革を例に出しながら
直言していました。

これが可能だったのは、チームが
しっかり機能したからこそ。
会計のリーダー始め、ほぼ常駐に
近い状態で入った実務スタッフが
それぞれのミッションを確実に
遂行していました。

そんなチームができるまでには、
紆余曲折がありましたが、その辺は、
また別の機会に触れたいと思います。

こういう方を支えることへの遣り甲斐
と言う面で、大きな経験となった
会社さんでした。

2015年7月24日金曜日

社長の社外女房役に至る経緯その3

こんにちは。
社長の社外女房役
「聴く力コンサルタント」の安田剛です。

前回の続きです。
会計のアウトソーシング事業で経験を
積み、社長の相談事の勘所が掴めてきた
頃から、ちょっとした変化が訪れます。

それは、部下に同行訪問した際、「会計は
自社で対応できるからいいけど、安田さん
毎月相談だけのってもらえるかな」という
お話が出てきたこと。

そのきっかけとなったのが、介護業界で
グループホームを経営する社長さん。
まだ2年目だったということもあり、
社内の体制作り、人の活かし方と言う
面でのご相談が中心。

当初1箇所だったのが、2箇所運営する
状態になると人の課題が噴出。
職員の方同士のぶつかり合い等に
社長さんは奔走されてましたが、一緒に
課題に向き合う中で、ここも勘所を
掴んでいくことができました。

途中、クライアントさんが、どんな苦境に
立たされても私の中にあった感覚は、
不思議と「すべてはうまくいく為の
プロセス」ということ。

自社の社長が3社目、4社目、5社目と
次々と立ち上げて軌道に乗せる姿を
近くで見れたお陰でそう思えていた
面もあることと思います。

何より、こういう状況のクライアントさんと
一緒に課題解決を考えていくプロセスが
楽しくて仕方がありませんでした。

2015年7月22日水曜日

社長の社外女房役に至る経緯その2

こんにちは。
社長の社外女房役
「聴く力コンサルタント」の安田剛です。

今回は最も多くの社長さん方のお話を
「聴く」機会を頂いた4社目での体験に
関して。

1社目からここに至る経緯は、また
改めて書きたいと思います。

さて、この4社目の社長さんとご縁を
頂いたのは、1社目で最もお世話に
なった元上司からの紹介。

この社長さん、1社目が順調に軌道に
乗り、2社目を立ち上げるに当たって
スタートメンバーを募っており、営業
マネジャーとして入社。

メイン事業は主婦向けの教材販売。
サポート事業として会計及び事務系の
アウトソーシング事業。

私は、教材販売の電話営業を1年、
その後は、アウトソーシング事業と、
教材販売のクレーム対応を主に
任せて頂いていました。

この会計のアウトソーシング事業で
会社の財務諸表を見ながら、事業の
仕組みや人の課題などを社長さんから
「聴く」時間が今振り返ると宝物のような
時間でした。

この中で、意外と多かったのが、ご家族
との関係をお聴きする機会。当時、私は
コーチでもカウンセラーでもありません
でしたが、社員さんとの関係だけでなく、
ご家族との関係で相談にのることも増えて
行きました。

会計の仕事で在宅スタッフの方々と
やり取りする中で、主婦の皆さんが何に
生きがいを感じ、何に不満を持ちやすい
のかも実感してたことも活かされていた
ものと思います。

ここでお世話になったのが結局約8年半。
私にとっては怒涛の8年半で、この時の
経験が独立後10年程続く「社長と社員の
心をつなぐ通訳師」という役割に
つながっています。

2015年7月21日火曜日

社長の社外女房役に至る経緯その1

こんにちは。
社長の社外女房役
「聴く力コンサルタント」の安田剛です。

あなたは、どんな経緯で今の会社を
経営するに至ったのでしょう?
きっと数々のドラマがあったことと
思います。

私は、社会に出たのが1991年。
会社勤めが4社で12年余り。
独立準備期間が1年ほど。
「聴く」と「勇気付ける」をテーマに
独立して約11年になります。

ただ、この24年余りほぼ一貫している
ことがあります。
それは、経営者の方向けのお仕事を
させて頂いていること。

今回は、その中で、最初に勤めた会社
における「聴く」体験での学びに関して。

社会人のスタートは、商品先物取引の
営業。
当時は、まだバブルの残り香漂う
証券業界全盛の時代。
「鶏口となるも牛後となるなかれ」を
旨とする私としては、自然な選択でした。
周りの「えっ!」という反応の意味は
その頃、よくわからず(汗)
後々じっくり味わうこととなります。

ここでゴルフショップ、学習塾、不動産、
駐車場設備屋さんなど様々な業種の
社長さんにお世話になりました。

お客様になって頂いた方々は皆さん、
いい方々だったので、事業のことや
人生のことを色々と教えて頂きました。

「聴く」という観点でこの時期を振り返ると、
一番夢中になってやってたことは、いかに、
気持ちよく話してもらえるように「聴く」か
ということ。

何せ社内にいるときは、1日約300件の
電話営業が待ってますので、1件でも
アポイントが入って外出できるのは、
とても嬉しいこと。

電話の段階でもお会いした時でも、最も
心掛けていたのは、好意的関心を持って
「聴く」姿勢。
本題に入る前にどれだけ良い関係を
築けているかに力を注いでいました。

同期50人中トップでわずか1年半で
主任に昇格させてもらったのも、そのお陰
が大きいのではと思っています。

最初は営業だから必死に会話がつながる
ように聴いていましたが、その内、
社長さんそれぞれの生き様に興味を
そそられるようになっていきました。

キラキラとした目で事業や人生の事を
語る社長さん達に出会えたお陰で、今の
私があります。

2015年7月20日月曜日

社長の社外女房役として!

初めまして。
社長の社外女房役
「聴く力コンサルタント」の安田剛です。

社長にとっての一番の悩みは何でしょう?
・ 売上のテコ入れをどう図るか。
・ 健全な財務体質づくり。
・ 突破力のあるリーダーをどう育てるか。
・ 未来の成長の種をどう育くむか。
・ 中期経営計画をどう立てるか。
・ 一体感のある組織づくり。

などなど。
その時によって喫緊の課題は変わって
くることと思います。

ただどんな局面においても必ずついて
回るのが「人とお金」の問題では
ないでしょうか。

このブログでは、人を大切にする経営を
目指す社長様に人を育てる悩みから
解放され、人を活かす喜びを味わえる
ヒントを特に「聞き上手」という観点から
お伝えして参ります。

その前に!
社長の社外女房役とは・・・?
社長の毎日は選択の連続。
しかも高度の経営判断を求められる
場面も尽きません。

そんな中、社内ですべて相談できるかと
言えばさにあらず。
ニュートラルな立場で、客観的に鏡役と
なり広い視野でフィードバックできる
存在が必要です。

そんな役割を担う存在として
社長の社外女房役を務めさせて
頂いています。

少しでも社長の心をラクにするヒントを
お届けしたいと思っています。