2018年10月31日水曜日

【新しいチャレンジがスタート】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


今月からコンサルタント仲間と

1年半かけて準備してきた活動が

スタートしました。

活動の目的は、世の中にグッド

リレーション(良好な関係)を

広げていくこと。

一般社団法人グッドリレーション

協会を設立し、まずはご要望のあった

高齢者対応力を高める為の資格講習を

始めています。


私としては、この活動の中で肝となる
「傾聴」に関してお伝えできるので、
ついつい力が入ってしまいます。

中小企業の現場で、問題が発生する
要因の多くは、コミュニケーション
トラブル。

その要因は、自分の主張に固執し、
相手をわかろうとする姿勢に欠ける

こと。

まず、相手を分かろうとする姿勢を

持つと、表面的な言葉に惑わされる

ことなく、相手の真意を汲み取り

やすくなってきます。

それには、どんなマインドセットを

持つといいのか?


相手と話す前に、自分の内側で
行われる会話をどう問い直すと

いいのか?


直前にどんな準備ができると

いいのか?


実際の対話において、気をつける
べき要素は何か?


といったことを具体的に
お伝えしています。 

この1ヶ月、地方出張しながら
お伝えした中で、何より嬉しかった
のは、終了後、皆さんにこやかに
お礼を言って、帰って下さること。

その表情に何か大事なものを得た
充実感というか満足感のようなものを

感じました。

ご縁のある方々に、聴く力をお伝え
することを通して、自分に気付き、

相手の真意に気付き、良好な
人間関係を育んでもらえるよう、
これからも力を注いで参ります。



“社員の幸せを願う社長”の幸せを

トコトン応援する

聴く力コンサルティング

2018年10月2日火曜日

【言葉になる前の言葉を聴く】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


何か社員に指示を出した際に、パッと
表情が明るくなったこと、逆に、
一瞬で表情が曇ってしまった場面に
遭遇したことがあるのではないで
しょうか?

その理由が瞬時に掴めた事もあれば、
時間が立っても意味不明だったことも
あるかもしれませんね。

社員が成果を挙げやすい環境を整える
には、孫子の言葉にあるように・・・

「彼を知り、己を知れば百戦危う
からず」で、相手を良く把握する
ことと己を知ることが大切。

今回は、相手を良く把握することに
関して。

社員のやる気を引き出すという
観点で考えると、彼らの喜怒哀楽に
敏感になること。

そうすると、適切なタイミングで
声をかけられたり、やる気になる
仕事の任せ方や、本人が嫌がる仕事
でも、やる意義の持たせ方が
そう難しくなくなります。

人は何か不満や不安、モヤモヤした
ものを抱えながら仕事をするよりも、
気分良く遣り甲斐を感じながら仕事を
できた方が、当然パフォーマンスは
よくなります。

幸福学の第一人者、慶応大学の前野
教授がハーバードビジネスレビュー
の記事から紹介されていた事実が
これ。

『幸福感の高い社員の創造性は3倍、
生産性は31%、売上は37%高い』

そう考えると、いかに気分良く
仕事をすること、してもらうことが
大事かがわかります。

その時、大切になるのが、今回の
テーマ【言葉になる前の声を聴く】。
それによって、彼らの感情に気付く
ことが大事。

これは、言葉を変えると、相手を
よく観察すること。

もっと言うと、彼らの喜怒哀楽
(感情的な反応)に注意を払い
ながら、本当の思いに焦点を当てて
観察すること。

本当の思いとは、この仕事を
通してどうなりたいのかとか。
この仕事に何を求めているのか。

彼(彼女)にとって、仕事を通して
幸せを実感できるとはどういう
ことかとか。

その上で、最も大切なことを一つ
挙げるとしたら・・・

『喜びの種にフォーカスして聴く』
こと。

人によって働く目的は様々。
喜びの種も様々。

社長が社員の喜びの種にフォーカス
した会話が増えると、社員の躍動感
が高まります。

勿論、何を任せるかがもっと大事
なのですが、そこに至るプロセスで
この【言葉になる前の声を聴く】
ことができると、社員と会話が弾む
場面が確実に増えます。

ピンとくるものがあれば、是非、
お試し下さい!

社員幸福度を高めて、社員の表情も
業績も晴れ晴れしたものとなります
ように!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年9月26日水曜日

【捉え方の美学を持つ】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


周りとの関係でギクシャクしたものを
感じているとき、普段どこに焦点を
当てているでしょうか?

自分なりの解決パターンを持っている
人もいれば、極力触れない、避ける
という選択をする人もいれば、
なんとか関係改善する方法を模索し
続ける人もいることと思います。

とはいえ、ギクシャク真っ只中の時は
大概、相手への批判的な思いが頭の
中を渦巻いているのではないでしょう
か?

そんな時役に立つ、優れた経営者、
人物に共通する捉え方の傾向が
あります。

それは、「すべての出来事は成長の
機会」と捉えること。

最初はそうは思えなかったとしても、
そう捉えたとしたら?と考える思考
習慣を持っている人は、大きな
トラブルに巻き込まれても落ち込む
時間が短く、スピーディーに次の
一手を繰り出し続けることが
できます。

会社を経営していると、以前はいい
関係を築いていた取引先が、急に
態度を変えて、ありえないと思われる
ような条件を提示してくる状態に
直面することもあります。

特に、会社の歴史が100年を超える
ような老舗の場合、お話を伺うと
何度となくそういう厳しい局面に
さらされながらも乗り越えて
いらっしゃいます。

この場数を踏んでいらっしゃる
経営者の方々の捉え方には
ある種の美学すら感じます。

たまたまそう捉えてみたという
ようなレベルではなく、幾多の
困難を乗り越えてくる中で
熟成されてきた捉え方。

言い方を変えると、自らの哲学に
まで昇華されたような捉え方。

そういう捉え方をお持ちの方々は、
経営判断にも安定感があります。

とはいえ、人間ですから大なり
小なり、皆さん感情を揺らされる
ことはしょっちゅうあると
仰います。

ただ、その時、「これを成長の機会
と捉えるとしたら?」という問いを
思い出すことで、それ以前のパターン
とは確実に違った未来を生み出す
ことができます。

試す中で、その時によりフィット
する問いのパターンが自分の中で
生まれてきたらしめたもの。

もし、身近になかなか話が通じない
と感じている幹部や取引先の方が
いらしたら、成長のチャンスかも
しれません。

あなたと会社の未来をより輝かせる
捉え方の美学を育んで行くきっかけ
となれば嬉しいです!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年9月18日火曜日

【経営者の皆さま、幸せに気をつけていますか?】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


いきなり、普段聞く事のない、また
お目にかかることのない問いだと
思うのですが、普段、幸せについて
気をつけていらっしゃいます
でしょうか?

この「幸せに気をつけていますか?」
という問いは、先日開催された第5
人を大切にする経営学会全国大会
において、実行委員長で、幸福学の
第一人者慶応大学前野隆司教授が
ご参加の皆さんに問いかけた言葉。

面白い問いだなあと思ったのですが、
もし不快に感じた方は、どうぞ、
この先はスルーして下さい。

この問いが面白い、または、何か
気になると思われた方はこの先も
どうぞ、お付き合い下さい。

前野先生は、この後、研究者らしく、
エビデンスを元に幸せな社員は
以下のような特徴があるとお話
されました。

・幸福感の高い社員は、低い社員に
対して創造性が3倍高い。
・生産性は31%高い。
・売上は37%高い。
・うつになりにくい。
・パフォーマンスが高い。
・離職率が低い。
・欠勤率が低い。
・利他的である。
・健康で長寿。
・組織を活かす。

こんな特徴があるなら、社員の
幸福感を高めることは100年企業を
目指す会社、永続企業を目指す会社
にとっては、最優先事項の一つと
言えるのではないでしょうか!

では、どうすれば、社員の幸福感は
高まるのか?

前野先生は、幸せのメカニズムの
ポイントを4つの因子で説明して
います。

1因子
自己実現と成長の因子
(やってみよう因子)

2因子
つながりと感謝の因子
(ありがとう因子)

3因子
前向きと楽観の因子
(なんとかなる因子)

4因子
独立と自分らしさの因子
(ありのままに因子)

この4つ揃った人が幸せな人だと。

となると、問うべきは・・・

・社員の誰もがやってみようと
挑戦したくなる風土をつくるには
どうしたらいいのか?

・社内にありがとうと感謝の思いと
言葉が循環するにはどうすればよい
のか?

・悲観的な人も含めて、全社的に
なんとかなると自信を身につけさせる
為にはどんな手を打つことができる
のか?

・社員誰もが、ありのままの自分を
さらすことができ、自分らしさを
伸ばす事で貢献力を高めてもらう
には何ができるのか?

といった問いではないでしょうか。

その為にも、まずは、社員に対して
存在承認から。
「あなたはここにいていい存在」
「あなたはここになくてはならない
大切な存在」

ということを、相手の心の声を
聴くことを通して、伝えて
行きましょう!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年8月29日水曜日

【ルーツの声を聴き、ルーツから応援される自分になる】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


素晴らしい経営者の共通項の一つ。
応援される力が高いこと。

それは、会社の経営理念に共感して
下さるお客様がたくさんいる。

社会からも良い影響を与える存在
として求められている。

社員からは、ここで働くことが
誇りに感じられるので、社長を
応援したいと言う気持ちを
持たれている。

世の中がそういう会社で溢れる
ようになれば素晴らしいことですね。

とはいえ、ウチはまだまだ程遠い!
若しくは、道半ばと感じた経営者
の方が多いのではないでしょうか?

そんな方にお勧めなのが、今回の
テーマ。
【ルーツの声を聴き、ルーツから
応援される自分になる】こと。

ルーツは自分にとって、大切な
根っこ。
この根っこなくして、今の自分は
ありません。

立派な大木には、漏れなく、見えない
土の中に、立派な根っこが張り巡ら
されています。

目に見えない土の中で根っこが
栄養分をしっかり吸収するからこそ
枝葉が伸びてくれます。

私達も、元々ルーツからたくさんの
栄養分を受け継いでいるのですが、
それを意識して活かせている人と、
そうでない人がいます。

以前もご紹介した『なぜ、うまく
いっている会社の経営者はご先祖を
大切にするのか』著者、天明先生は、
「徳の継承と不徳の浄化・抑制」と
いう言い方をされています。

「徳を継承するには、何よりも親・
祖先の徳を知り、その喜びを共有し、
讃え、感謝し、受け継ぐ努力を
すればよい。」

「親・祖先の不徳については苦しみ
悲しみを共有し、慰霊するとともに
縁を近づけず、反面教師として
受け継がない努力をする。」と。

私は、ルーツから受け取ったいろんな
形の栄養分を、“どう解釈し、どう
人の喜びにつながるよう活かしていく
のか“が大事だと考えています。

まず、ルーツに意識を向け、少しでも
その想いに触れようとすることで、
見えてくること、気付かされることが
色々と出てきます。

その上で、『自分が受け継いでいる
であろうご先祖様の要素をどう
活かすと、周りの喜びを最大化できる
のか?』という問いを持つと、
ご先祖様に応援されやすい行動が
取りやすくなります。

人は目に見えることに対しては意識が
向きやすいですが、普段目に見えない
ことに対しては、意識的にそこを
見ようとしない限り見えません。

ルーツの声に耳を傾ける習慣を持ち、
ルーツから応援される自分になる
ことで、社会から必要とされ続ける
永続企業として発展して行かれます
ように!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年8月23日木曜日

【本音を引き出す聴き方3つのステップ】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


社員がまだ10人以内位の時は、
ワンフロアで目も届きやすく、
一人一人の性格や何に動機付けられ
やすいかも見えやすいもの。

ところが、20人も超えて、
一人一人に目が行き届きにくく
なると、特に新しいメンバーの
本音が読めなくて、小さなボタンの
かけ違いから大きなトラブルに発展
した経験をお持ちの社長も多いのでは
ないでしょうか?

業績が順調に拡大する中で、そうした
トラブルが発生した時は、要注意。

特に誰に何を任せたのかという点に
起因していることがわかった場合は、
丁寧な対応が求められます。

誰もが社長の前では、いい顔をしたく
なるもの。

社長の「これよろしく!」に、
「はい、わかりました。」とその場では
答えたものの、後で、何で俺(私)が
・・・となるシーンはよく見受けられる
こと。

だからこそ、何か問題が発生した時は、
現状を点検し直すチャンス。

特に、個々の意思が仕事にどう反映
されているのかは要チェック。

その際、重要になってくるのが、本音を
引き出す力。

そういうのが苦手なんだよね!という
方も大丈夫。
何事にも基本がありますから。

その基本を忠実に実践すると、大きく
外すことはありません。

その基本とは・・・

【本音を引き出す聴き方3つの
ステップ】

1.       自分の気持ちを整える
2.       相手の心に寄り添う
3.       本当の自分で向き合う
(策を弄しない)

シンプルですが、上手く行く人は
これができていて、そうでない方は、
逆をやってしまっています。

例えば、面談する前の意識が、どうも
彼(彼女)は本音が良くわからないん
だよなと疑心暗鬼だったり。

自分の訊きたいことを訊くことが
優先され、相手がどう思っている
のかに意識が向いていなかったり。

どう本音を引き出すかと、策を巡らす
あまり、自分自身が本音で向き合えて
いなかったり。

お心当たりはないでしょうか?

今度、社員の方と向き合う機会が
あれば、是非、この3つのステップを
思い出してお試し下さい。

実践のヒントとしては、自分の
気持ちを整えるには、まず、ゆっくり
息を吐いて、呼吸を整えること。

相手の心に寄り添うには、相手を
主役にして、本当はどうなったら
嬉しいか、どうなることが一番
辛いのかを想像してみること。

本当の自分で向き合うには、伝え
ようとしていることは、損得に
根差したものか、それとも、本来の
願いに根差したものかを自問して
みること。

といったことを、実践すると
効果的です。

社員の本音を引き出すことで、
彼らの本気を引き出すことが
できますように!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング


2018年8月14日火曜日

【お盆とお正月は感謝力を育む好機】

こんにちは。
社長の社外女房役、
聴く力コンサルタントの安田剛です。


今日はお盆の中日。
最近は、夏休みを社員の皆さん
分散してとるようにしている会社も
多いことと思います。

この時期、日程はそれぞれ前後する
ものの、人を大切にする経営を
実践されている企業では、社員の
皆さんも実家に顔を出し、お墓参りに
行く人も多く見受けられます。

私が尊敬する社長さん方は、皆さん、
ご自身がお墓参りをされるだけでなく、
社員の皆さんにも奨励されています。

こういう習慣が身についている人は
感謝力が高くなるので、日頃の仕事
ぶりでも、お客様へは勿論、共に
働く仲間への気配りも欠かさなく
なってきます。

自社で働く従業員の皆さんが、パート
アルバイトの方も含め、全員が
そういう習慣を持った人たちだと
したら、心強く感じるのではない
でしょうか。

私は、クライアント先でも、毎月
開催する【聞き上手の会】でも、
お盆とお正月の時期は、大切な
家族やご先祖様との対話について
必ず話題に入れるようにしています。

そんな中で、こういう女性が
いらっしゃいました。

彼女は男性にはモテるのですが、
どうも本人曰く男運がないと。

それが、ご両親との関係を見直し
たり、ご先祖の思いを感じるように
したりする中で、変化が表れて
きました。

新しくできた彼が、お墓掃除の
やり方を教えてくれたと。

この話を聴いて、今度は大丈夫だと
私も安心できました。

息子、娘を持つ親御さんなら同じ
ような気持ちになるのではない
でしょうか。

この女性、今ではこの男性と無事
結婚して子供も産まれ、幸せに
過ごしているようです。

皆さんの会社では、社員の皆さん、
お墓参りの習慣がある人はどの位
いらっしゃるでしょうか?

あまりいなさそうと思われた社長さん
大丈夫です。

まずは、お休み明けの会話から。
実家のご両親の様子を聞いてみる
ことから始めるのも一つ。

その時に、ご自身が何か実践して
いることがないと説得力がないので、
実家に電話一本入れることからでも
始めてみてはいかがでしょう!

日頃、気配りや感謝の気持ちが
足りない社員に苛立ちを感じている
ことがあるとしたら、お盆とお正月は
チャンスです。

ご先祖を敬う姿勢、ご両親を大切に
する姿勢を示すことで、感謝力を
育むきっかけをつくって行きましょう!


“社員の幸せを願う社長”の幸せを
トコトン応援する
聴く力コンサルティング